・ミニバンで車中泊って、家族4人で寝られるの?
・車中泊は節約になりそうだけど、寝るスペースをどうやって作るの?
地方に住んでいると、車でのお出かけは必須。だからこそ、旅行の宿泊費をなんとか抑えるために、車中泊を考える方も多いでしょう。

でも、家族4人がミニバンで手足を伸ばして車中泊って狭くて無理だよね?
そんな悩みを解決するために、おさかなパパは愛車のヴォクシーに【2段ベッド】をDIYしてみました。その結果がこちらです!


実はこれ、全てホームセンターで買える材料(2.2万円)で自作しました。これなら浮いた宿代で、もっと旅行を楽しめますよね!
この記事では、おさかな家のDIY体験をもとに、ヴォクシーで家族4人が快適に車中泊するための2段ベッド製作記をリアルに解説します。
・家族4人がミニバンで足を伸ばして車中泊できる方法が分かる
・製作方法と、かかった費用が分かる
・必要な工具が分かる
・実際に使ってみて分かった、リアルな寝心地と改善点
・DIYを通して感じた、お金には代えられないメリット
ヴォクシー車中泊の課題|家族4人が快適に寝るための3つの壁
まず、ヴォクシーでの車中泊を考えたときに、おさかな家が直面した3つの大きな課題を紹介します。
課題1:家族4人で寝るにはスペースが足りない
ヴォクシーの2列目・3列目シートを倒すと、たしかに広い空間が生まれます。でも、大人2人、小学生2人の4人が手足を伸ばして寝るには、スペースが足りません。
全員が横になるには、かなり窮屈な体制になってしまいます。旅行中に疲れが取れないと、楽しさを大きく損なってしまいます。
課題2:助手席で寝るには限界がある
じゃあ、大人は前、子どもは後ろで寝ればいいんじゃない?
そういう考え方もできます。しかし、助手席や運転席を倒して寝るのは、腰や背中に負担がかかり、翌朝スッキリ起きるのは至難の業です。
おさかなも1度試したことがありますが、熟睡できず、身体がバキバキになってしまいました。これでは旅行どころではありません。
課題3:ハイエースへの乗り換えは高額になる
もちろん、車中泊に特化したハイエースやキャンピングカーに乗り換えれば、この問題は一気に解決します。
でも、ちょっと待ってください!
おさかな家では、住宅ローンや子どもの教育費など、これからお金がかかるライフイベントが盛りだくさんです。現時点で、新しく車を購入するための資金を捻出するのはかなり厳しいのが現実。
そこで、「今あるヴォクシーの車内空間を最大限に活用する」という選択肢にたどり着きました。
2段ベッドDIYの全貌!費用と作り方を公開します
お金をかけずに問題を解決するために、おさかなパパはヴォクシーの中に2段ベッドを作るDIYに挑戦することにしました。
ステップ1:設計と採寸|一番の難関に挑む
YoutubeやSNSの情報を参考に、2段ベッドの構想は元々持っていました。一番の課題はヴォクシーに合わせた「オリジナル設計」という点。
実車で寸法を測って設計。素人なので、ある程度テキトーです。



ベッド強度を担保するために、400mm以内に中間にもパイプを設定。シンプルに四角い枠をイメージして設計し、必要な部品を割り出しました。
(おさかな吹き出し)
あとで現物合わせしたら入らず、仕方なく設計変更しました…。
ステップ2:材料と工具を準備する
必要な材料と工具をホームセンターで調達。
【材料費】合計:約2.2万円
- イレクターパイプ(2m/7本)
- ジョイント(48個)
- 専用接着剤(1個)
- 合板(3枚)
【工具費】合計:約1.5万円
- 電動ジグソー
- 充電器(まさかの別売り)
- バッテリー(まさかの別売り)
- パイプカッター


工具は、家計簿の振り返りで「満足度の高い支出」として計上している「自己投資」や「将来への備え」だと考えています。一度買っておけば、今後も様々なDIYで使えて、宿泊費や修理費の節約に繋げることができるからです。
でも余計なものを買いすぎないように注意は必要ですね。回収までに時間がかかってしまいますので。
ステップ3:材料加工と組み立て
パイプの骨組みを仮組したら、まさかのサイズオーバーで入らずでした。これがDIYの辛いところで、完璧な設計はなかなか難しのが現実です。気を取り直し、現物合わせでパイプカットし、骨組みを完成させました。
次に電動ジグソーを使って、現物あわせをした合板をカットしたり、インパクトドライバーでビスを打ち込んだり。普段の製造業の仕事で培ったスキルが役立ちました。
- 角をヤスリで丸くする(面取り)
- 作業中は保護メガネや手袋を着用する
- ジグソーや丸鋸は遊び手に注意。(切削方向に手を置かない)


家族の感想は?ヴォクシー車中泊のリアルな寝心地
大洗花火大会(茨城)で、さっそく2段ベッドを使ってみました。長男が2段ベッド上で、おさかなパパと長女は下の段です。妻は助手席上にコット(キャンプグッズ)を展開し、就寝しました。

家族のリアルレビュー
- 子どもたち(長男・長女):「自分だけの秘密基地みたいで楽しい!」「広くてぐっすり眠れた!」
- おさかなパパ:「足を伸ばして寝られるのは最高!でも下段は熱がこもって暑い…」
- 妻:「寝返りを打つときにコットは音がするから、気になって眠れなかった…」
みんなが感動したのは「足を伸ばして寝られる」という開放感でした。特に子どもたちは、区切られた空間が面白かったらしく大喜びで、それだけで車中泊の楽しさが倍増したようです。
実際に使って分かった改善点
- 熱がこもりやすい:下の段は窓から遠いので、熱がこもりやすい。扇風機などで循環させるとGood!
- コットの寝心地が悪い:助手席上のコットは寝心地が悪かったため、次回は2段ベッドを助手席上まで延長する予定です。
- 設営・撤収が大変:ベッドを設置するために、車内の荷物をすべて外に出す必要があり、これがやはり手間でした。
- ベッドの板は荷物になる:強度重視で15mm 厚の板を使用したため、荷物増。
完璧とは言えない部分もありましたが、面白い体験ができました。少なくとも子どもたちは大喜びしてくれたので、おさかなパパとしては満足です。
結論|DIYベッドは2泊で元が取れる!
「製作費約3.7万円」と聞くと、少し高く感じるかもしれません。では、これが宿泊費と比べてどうだったか計算してみましょう。
おさかな家が家族4人でホテルに泊まると、1泊あたり平均で1.5万円〜2万円はかかります。今回の製作費3.7万円を宿泊費2万円で割ると…たった2回の車中泊で、ベッドの製作費の元が取れてしまう計算になります!
さらに、DIYで学んだ経験と達成感は、人生の豊かさを感じる貴重な体験でした。「DIYって難しそう…」と躊躇している方もいるかもしれませんが、完璧主義になる必要はありません。失敗も改善も楽しむことが大切です。
まとめ|車中泊DIYは「お金の節約」と「体験」のいいとこどり
今回は、ヴォクシーの車内に2段ベッドをDIYした体験談を紹介しました。思考停止でお金をかけて車を買い換えるのではなく、「アイデア」と「工夫」でお金をかけずにやってみることが、資産形成にも豊かな人生にも直結します。
車中泊DIYは、お金を節約しながら家族の思い出づくりもできる最高の選択肢でした。あなたもぜひDIY車中泊に挑戦してみてください。
おさかなが使ったイレクターパイプは初心者でも簡単に作ることができます。道具はこちらのパイプカッターがあれば、十分です。
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その他、おさかなが使った道具紹介
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