お金が貯まらない…
給料日までお金もつかな…
一生懸命働いているのに、なぜか貯まらない…そんな経験はありませんか?おさかなはいつもピンチでした。金融広報中央委員会の調査では、30代の二人以上世帯の貯蓄額の中央値は150万円、約3割(28.4%)が貯蓄ゼロという結果が出ています。(出典:金融広報中央委員会[家計の金融行動に関する世論調査2023年])
実は仕事を頑張る、節約する、これだけだと貯まりづらい『理由』があります。
非正規社員、親から33万円借金、貯金ゼロ で始める子育て生活から、家計簿管理をきっかけに年間200万円を貯金、2025年8月時点で金融資産600万円を達成。 FP3級を取得し、職場で勝手にお金周りの相談役を引き受けている経験から、『お金が貯まりづらい理由』 について解説していきます。
・地方在住の30代・共働き4人家族パパ
・FP3級|貯金ゼロ&借金33万から家計改善
・2025年に金融資産600万円を達成!
・リアルな家計簿と資産形成術を発信中 >> 詳しいプロフィールはこちら
・お金が貯まらない理由が分かる
・はじめの家計改善3ステップが分かる
・おさかなのオリジナル家計簿を無料配布
頑張ってもお金が貯まらない3つの理由
理由① 国の政策|インフレと増税のダブルパンチ
最近、物の値段が年々上がっていく「インフレ」を日本でも経験するようになりました。仮に給与が上がっても、モノの値段がそれ以上に上がると、実際に買うことができる力『購買力』は下がってしまいます。
さらに日本は超少子高齢化に突入し、お金をもらう人と納める人のバランスが崩れ、年々社会保険料や税金が増えていく傾向にあります。税金や社会保険は悪ではなく困っている人を助けてくれる優良な制度です。しかし、そのしくみを知らずにがむしゃらに頑張っても貯蓄を増やしていくのは難しいでしょう。
・仕事を頑張る
・節約する
これだけでは『貯蓄』という一側面から見ると不十分です。
理由② 企業の戦略|心理を巧みに操るマーケティングの罠
企業は日々利益を追求するので、おさかなたちに日々マーケティングを仕掛けてきます。
・期間限定、数量限定・・・「今買わないと損をするかも」
・売上No.1・・・「みんなから人気あるんだ」
・あなたへの特別なご案内・・・「私だけの特別な案内だ」
・試食・・・「頂いちゃったから、買っておこうかな」
人は必ずしも論理的・合理的な判断で買い物をしているわけではありません。人間が無意識のうちに、その場の状況や感情に左右されてしまう心理を利用した企業の戦略があります。もちろん企業は利益を作るのが目的なので『悪』ではありません。
冷静に考えれば必要のないものでも、買ってしまう仕組みが溢れる世の中で無駄遣いを完全避けることは難しいでしょう。
理由③ 人間の心理|支出が膨張する法則
人間には「支出の額は、収入の額まで膨張する」という性質があることをご存知でしょうか?たとえば、給料が上がったからと少し良いマンションに引っ越したり、外食の回数が増えたり…といった具合です。
元々は「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」というパーキンソンの法則ですが、お金にも同じことが当てはまります。収入が増えた分だけ支出も増えてしまうため、貯金できない状況から抜け出せません。この人間の性質に抗って支出を抑えることは簡単ではありません。
ここまで貯金を難しくする3つの要因を見てきました。
国、企業の外的要因、自分自身の性質による内的要因。これらに惑わされずに貯金するには管理と工夫が必要不可欠です。
次で具体的な解決方法を見ていきましょう。
お金が貯まる唯一の方法|支出の見える化
あなたは何に、いくら使っていますか?
貯金する前のおさかなは、全く把握していませんでした。結論、自分自身が何にどのくらい使っているかを知ることが、貯金できる家計に生まれ変わる唯一の方法です。
「自分のお金がどう流れているのか」を知らないと、国の政策や企業のマーケティング、人間の心理に惑わされて支出は簡単に膨張していくからです。
特に貯金や資産形成したい人は、家計の把握は必修課題です。メモ帳でも裏紙でも構いません。家計簿を付けて支出を見直してみてください。
おさかなが使っているオリジナル家計簿はこちらから無料配布しています。参考にしてみて下さい。
▶︎ おさかなオリジナルGoogleスプレッドシート家計簿無料ダウンロードはこちら
家計簿がもたらす3つの絶大なメリット
メリット①:無駄な支出(使途不明金)が一目瞭然になる
家計簿をつけ始めて一番最初に気づくのが「何に使ったかわからないお金」です。
飲み会後のコンビニでの買い物、なんとなく買ったカフェのコーヒー、仕事終わりの衝動買い…これらがちりも積もれば山となり、気づけば月に数万円にもなります。家計簿をつけることで、このような無駄な支出を客観的に把握できるようになります。
【実体験】おさかなが見つけた無駄な支出
・コンビニ → 通勤中に毎日寄っていて毎月1万円以上に
・使っていないサブスク → 解約しただけで年間約2万円の節約に
・オプションてんこ盛りのスマホ → 格安SIMで約15万円以上ダウン
メリット②:支出感覚が磨かれ使い方が上手くなる
家計簿をつけて支出を振り返ると、「使いすぎ」や「無駄」にすぐに気がつくはずです。「なんとなく必要かな」という感覚で買ったものが、思ったような効果を得られなかった…など自らの買い物をすぐに反省できるので、メリハリある支出感覚が磨かれます。
たとえば、趣味や交際費の予算を少し多めに設定して、それ以外は抑えて貯金に回すなど支出のコントロールが上達します。「自分にとって大切なこと」にお金を使い、それ以外は見直す健全なサイクルが生まれ、貯金も簡単です。
【実体験】おさかな家の満足度
お金ないから家にいる → 管理で生まれた余裕で旅行に
あまり活躍しない掃除用具が増える → よく吟味したロボット掃除機で快適生活に
メリット③:計画性が生まれる
家計簿をつけると使いすぎを防止するために、自然と予算を考えるようになります。年間の支出も含めた家計全体が把握できるので、予期せぬ出費も減少。将来のライフイベント(結婚、住宅購入、老後など)に備えた「計画性」も生まれます。
特に子育て世帯では、家計簿やライフプランを共有しておきましょう。例えば「マイホームを買うために貯金しよう」や「旅行に行くために来月は外食を減らそう」といった共通の目標に向かって協力できれば、生活満足度の高い家計運営ができます。
【実体験】おさかな家のライフプラン
請求書が来てから考える → 事前に積み立て慌てない
とりあえずの保険加入 → 逆算し必要額のみの合理的プランに変更
挫折しない家計改善3ステップ
STEP1:まずは1ヶ月!現状の支出をすべて書き出す
支出を把握するのに家計簿を整える必要はありません。紙でもiPhoneのメモ帳でもなんでもOK。「まずは書き出す」。この最初の一歩が一番重要です。支出の全体像をざっくり把握するだけでも「使いすぎ費目」が見えてくるはずです。
しかし家計簿は継続する方が効果が大きくなります。おすすめは家計簿アプリを利用して、手軽に半自動で家計簿管理を行うこと。「マネーフォワードME」なら下記のメリットが盛りだくさんです。
・カテゴリーをカスタマイズ
・レシート撮影で自動反映
・口座、クレカを連携し自動反映
・見やすいグラフ、色分け表示などで視覚的に把握
▶︎ マネーフォワードMEの公式HPはこちら
もちろん、おさかなのようにアプリが合わないと感じる人は紙やノートで記帳してもOK。
おさかなはGoogleスプレッドシートでオリジナル家計簿管理をしています。
✔ 入力項目が少ないから続く
✔ 支出TOP5を自動で表示
✔ 収支グラフ、支出グラフでよく見える
✔ 収入、支出、貯蓄、投資を一元管理
✔ 支出評価でお金の使い方を自然に改善
継続のコツは「完璧を求めないこと」です。8割把握できればOK!
STEP2:「固定費」を削る
書き出した支出を「固定費」と「変動費」に分けてください。
固定費・・・生活する上で毎月かかる費目(例:家賃、光熱費、保険など)
変動費・・・毎月金額の変わる費目(例:外食費、被服費、交際費など)
見直しは固定費から行いましょう。一度実行すれば、毎月自動的に節約が続き、効果が大きくなるからです。
おさかなの実体験から地方子育て世帯は特に、保険、スマホ、自動車の固定費が高い傾向があります。人によっては数十万円の節約が可能な固定費です。
STEP3:予算を立てて「先取り貯金」を仕組み化する
家計簿をつけて現状を把握し、見直しができたら、いよいよ貯金の仕組み化です。貯金は「お金が余ったらする」ものではありません。「先に貯金する」のが鉄則。給料日に真っ先に、貯金用口座に一定額を移す「先取り貯金」を習慣にしましょう。
おさかなが使っている楽天銀行では毎月自動でお金を振り込んでくれる「自動振替設定」ができます。一度設定してしまえばノータッチ。完全自動で貯蓄積み立てと、各引き落とし口座への送金が自動で完了します。
先取り貯金の額は、無理のない範囲で設定するのが重要です。いきなり高額な目標を立てるのではなく、まずは手取り収入の1割から始めてみましょう。
そして、ボーナス時や昇給時など、定期的に見直すことで、着実に貯金額を増やしていくことができます。
まとめ
お金が貯まらない3つの理由
①国の政策(インフレ・増税)
②企業の戦略(マーケティング)
③人間の心理(支出の膨張)
唯一の解決策
家計簿による「支出の見える化」
今日からできること
まずは1ヶ月、支出を書き出すことから始めよう!
毎月の家計簿のリアル支出を発信している『家計簿公開シリーズ』はこちらから▶︎
アプリでスマートに家計簿はじめたい方は『マネーフォワードme』がおすすめ ▶︎



コメント